『ベトナムから遠く離れて』のクリス・マルケル監督による、近未来の廃墟となったパリで少年時代の記憶に取りつかれた男の時間と記憶を、フォトロマンと呼ばれるモノクロ写真を連続して映し出す手法で描いた傑作SF短篇映画。1995年のテリー・ギリアム監督の『12モンキーズ』の原案として知られる作品。
第3次世界大戦後の廃墟のパリ――。放射能に汚染されたパリの地下で、戦争を生きのびた勝者側の科学者たちは、“過去”と“未来”に人類の救済を求めるために、捕虜を使って時間旅行を試みる。彼らはそこで、ある記憶に取りつかれた男を選び出す。彼は少年時代、オルリー空港の送迎台で見た断片的なイメージ――凍った太陽と叫ぶ女――が心に焼き付いている。実験台での注射により過去に送り込まれた男は、送迎台で見た女と再会し夢見心地の時間を過ごす。続いて、未来へと送り込まれた男は、世界を救うためのエネルギーを持ち帰る。そして、彼は自分の記憶の驚くべき真実を知ることになる…。
原題:La Jetee / 製作国:フランス / 製作年:1962年 / 日本初公開:1999年7月3日 / 上映時間:29分
キャスト
エレーヌ・シャトラン、ジャック・ルドー、ダフォ・アニシ、アンドレ・アンリシュ、ジャック・ブランシュ、ピエール・ジョフロワ、エティエンヌ・ベッケル、フィルベール・フォン・リフシッツ、リジア・ボロフチク、ジャンヌ・クライン、ウィリアム・クライン、ジェルマーノ・ファチェッティ、ジャン・ネグローニ
スタッフ
監督:クリス・マルケル
製作:アナトール・ドーマン
脚本:クリス・マルケル
撮影:ジャン・チアボー
音楽:トレヴァー・ダンカン
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